デコクロな人たち
デコクロという言葉が、朝のバラエティ番組で紹介されていました。ユニクロやギャップなどの、シンプルなカジュアル着に、自分なりにデコレーションして着る人たちのことです。
デコクロの中でも、つけるユニクロ・つけクロ、リメイクするユニクロ・リメクロなどなど、いろいろなパターンがあるらしい。今は、forever21とか、H&Mとか、おしゃれなのに安価なショップもたくさんありますが、そうやって手触りのいいシンプルなものを、自分なりに活用して手をいれると、他にはない、自分だけのおしゃれさが出ることが、きっと人気の秘密なんでしょうね。
それにしても、こんなに手芸好きな方っていらっしゃいましたっけ?っていうくらい、みんな上手にデコっておられます。手作りをするのが苦手な方向けに、針を持つやり方以外に、手芸用ボンドでくっつけたりすることもアリだとか。ギャザーの寄せ方も、ぐし縫いして丁寧に細かくギャザーを寄せていくやり方だけでなく、ぐしゅぐしゅってそのまま縮めるだけでもいいようです。要は、それが個性ってことですよね。
この工夫、着物にも生かせないでしょうか?というか、着物や小物のデコレーションって、最初から個別化するようにできていますよね。着物は究極のオーダーメイドで、もともとフォーマル、セミフォーマル以外では、そううるさいキマリごともなく、ある程度自由にできます。
着物は傷んだら、繰り回しといって、生地部分を入れ替えて縫い直すことができます。丈が短くなったら、帯の下に入る部分に別布を足して、またよみがえります。裄が足りなかったら、幅だしをする方法がいくつかあります。また、ある本でみたのですが、2着分の着物をつぶして、交互に柄を縫い合わせて段違いや縞、片身変わりのように着物をリフォームする方法もあります。
Tシャツやスエットに、オリジナルのデコレーションをするように、シンプルな着物やそれにまつわる小物に、自分なりの楽しいアレンジを加える、そんな夢のようなことが、もっとできるようになるといいなと思います。もともと、和裁を始めたのが、娘のために、もですが、自分の山のような嫁入り着物を、なんとかいじれるようになりたい、と思ったことがきっかけでした。自由自在に生地を工夫して、オリジナルを作り出す、伝統を踏まえて新しい風を入れる、これからはそれが業界にも必要ですね。
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