« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »

2010年8月

2010年8月23日 (月)

HMV渋谷店閉店

今の若い人たちは、ネット配信で音楽をダウンロードするので、CDを買わないんですねえ。HMV渋谷店閉店のニュースを見ていて、今の世相がよくわかってちょっと驚きました。CDを買うのは、もはや30代ではなく、40代以上なんですね。

昨年、好きだったアーティストの過去のCDを手に入れるのに、中古市場をチェックしていて、結構値崩れしているなあと感じたものでした。プレミアが付くのは、ごく人気のある一部のアーティストだけで、大半のアーティストが、年とともに過去の作品が価値をなくしていきます。おかげで探していたCDが安く買えてよかったのですが。

いまや、CDは、アーティストが出すメモリーグッズの一つとなりつつあり、実際に買って聴くというより、ファンとして持っているほうが価値がある、というスタンスになりつつあります。音楽さえ手に入ればいい人には、CDの個体としての価値はないに等しいんでしょうねえ。

CDを売るために、初回限定版にはたくさんのおまけを付けたり、懸賞を兼ねたような、コンサート招待補助券のようなものを封入したりしています。応募券のような感じのものが付いているものは、それを手に入れたくて何十枚と、CDをまとめ買いするファンも。びっくりマンチョコ状態ですね。

アーティストの生計を立てる手段が、CDからネット配信にシフトしただけで、実は儲かりの窓口が変わった、というだけのような構図になっています。が、一つの産業が、大きな流れの中で淘汰されそうになっているのは事実です。これでネット書籍が増えたら、今度の標的は本屋さん?すでに活字離れが進んでいるというのに。選択肢はたくさんあったほうがいいのではないでしょうか。

| | コメント (0)

2010年8月15日 (日)

思い出す、夏

今年のお盆、私たち夫婦はそれぞれ、なつかしい顔と再会する旅をしました。夫は先日、こちらのブログで報告した、亡くなった友人を偲んで故郷で飲み会、そして私はといえば、高校の同窓会に出席しました。

私の中では、以前にも書いたと思うのですが、高校時代は暗黒の時代でした。私の歴史の中で、一番無くなって欲しいと思う、ブラックホールのような時代です。当然、友達・先生も数えるほどしか覚えていなくて、私の中でも抹殺したいくらいの勢いになっていました。

だったら同窓会なんか出なきゃいいじゃん、って、その通りです。一旦欠席でお返事を出したのですが、今もずっと付き合いのある恩師が、出ていらっしゃいよ、と誘ってくださったのです。その恩師に会うだけのつもりで、卒業して数十年ぶりに、懐かしい顔に会うことができました。

意外や意外、暗黒だと思っていたのは私だけ、思い出さないようにしていたのは私だけで、皆から覚えてるよ~とか、どうしてたの~とか、温かい言葉をたくさんかけてもらいました。おかしなもので、自分が相手を知らないのに、相手はとても親しげに声をかけてくれる、なんだか不思議な光景です。

でも、一言、言葉を交わすと、あの頃に戻ってしまう、氷が解けるように、気持ちがほどけていく気がしました。青春を一緒に過ごした仲間って、不思議な力がありますね。近況や、今までの道のりを聞いたり話したりしているうちに、みんな、大変なんだなあと思うようになりました。

今回出席できたのはたった60人ほどの仲間ですが、中には波乱万丈の人生が詰まっていました。事実は小説より奇なり、といいますが、本当に、筆舌尽くしがたいほど。そんな中、皆がんばっているんだから、私も出来るだけのことはやらなくちゃ、って思うようになりました。

夫もそうですが、今回の帰省は、すべて何か大きな力に突き動かされるように、とんとん拍子で話が進みました。車を買い換えるところから、実はその話が始まっていたような気がします。大変だったのですが、車で帰省していなければ、全て実現できなかったことばかりです。懐かしい顔に会って、いろいろ、今でないと出来ないことに気付きなさいと、何かに言われているような気がします。

忙しい毎日だけれど、かつて同じことをして同じ事を考えていた仲間も今、頑張っているんだなと思うと、何だか元気が出ます。次に会えるときにはまた、もっと進歩した自分でいたいなと、少しばかり欲も出てきました。次も、笑顔で会おう、というのが、最後の挨拶になりました。

| | コメント (0)

2010年8月 9日 (月)

すごい渋滞に思う

わかっていたことですが、高速道路無料化社会実験のひずみが、お盆の帰省ラッシュをさらにひどいものにしています。もはや高速道路の渋滞は、この時期はいつでも当たり前で、高速道路上ではありえなかった、ブレーキランプの点滅も、そこここで見られます。なんて危険!

さらに、高速道路が無料になったことで、下を走る一般道の車通りが、極端に減っています。今までは、高速、下道、のすみわけがうまく出来ていたのが、一気に高速になだれ込んだために、「通過する街」というのが出てきました。既得の営業利益の構造が、大きく変化することとなります。

世の中の変化に取り残される、これは今始まったことではなく、橋が架かれば下のフェリーが、飛行機の定期便が就航すれは新幹線を始めとする陸上交通機関が、打撃を受けます。資本主義社会では、消費者は常に自分の利益になるほうへ流れますから、これはいたし方のないこと。ひたすら、営業努力、企業努力をするほかありません。選ばれる方になるために、努力だけはし続けなければならないのです。

しかし、お上の理屈や都合で、せっかくの企業努力がおじゃんになったり変化したりするのは、いったいどういうことでしょうか。そのお上を選んだのは自分たちじゃないか、といってしまえばもうそれまでですが、CO2は増える、道は渋滞する、利益構造が偏る、何もいいことがない気がするこんな素人でもしないようなミステイクを、いったいいつまで続けるのでしょうか。高齢のお年寄りの行方不明問題といい、高速無料化といい、仕分けなんてパフォーマンスをやる前に、もっとするべきことがあったんじゃないかなと、単なる政治の素人は思います。政治は奇跡を起こせないんだと、つくづく思うのです。

| | コメント (0)

2010年8月 6日 (金)

流行廃りではない、本物

「行列のできる法律相談所」で島田紳助氏が紹介したことで、一躍時の人になった、スーダンで活躍するロシナンテス・川原尚行医師。そのバックで流れていたことで、着うたダウンロードが爆発的なアクセスを記録した、かりゆし58の「オワリはじまり」。実は、その前に、同番組で本田泰人さんがスーダンに行った際、同じくバックにかかっていたようですね。本田泰人さんも、とても勇気をもらった歌だったそうです。

かりゆし58の歌は、もともととてもメッセージ性の強い歌が多く、その中でも、長い年月をかけて作られたのがこの「オワリはじまり」。最初は4行くらいの歌だったのが、3年の年月を経て、最強のメッセージソングとして完成し、番組で取り上げられました。

影響力の強い番組に登場したことで、今まで隠れた名曲として扱われていたこの「オワリはじまり」が、全国区になったことになります。一日一日は、大切で二度と戻らない、だから精一杯がんばっていくんだよと、そういう強いメッセージを感じます。「世界一すばらしことをしているくるくるパー」といわれた、川原尚行医師の生き方そのものですね。

かくいう私も、着うた、ダウンロードしちゃいました。川原尚行医師のような強い心はもてないけれど、私は私のできる範囲のことをしようと、そんな気にさせてくれます。流行り廃りではない、本物しかこれからは残らない気がします。

| | コメント (0)

« 2010年7月 | トップページ | 2010年9月 »